夜職から昼職に戻るのって、本当に大変なことです。何が大変かって、とにかく自由が効かないこと。
バイトならまだしも、正社員ともなると週5日8時間勤務は必須、自由に時間も選べません。

他にも夜職と昼職との違いを挙げだしたらキリがありません。
そんな感じで私も昼職に絶望して、何度も夜の世界に出戻りしてしまいました。
この記事では、夜職に出戻りしないためのポイントを私の実体験も含めて書きました。
夜職に慣れすぎると昼職に戻るのが大変過ぎる件
繰り返しになりますが、夜職から昼職に転職するのは本当に厳しいです。
慣れてしまえばどうってことないのですが、その「慣れるまで」が大変なんです。私も何度も辞めたくなりました。



夜職の癖で「今日休みます」ってメールを何度送りかけたことか。
という感じで、朝アラームで目が覚めて準備をするときは大体顔死んでるし、毎日行きたくなさすぎて化粧も超テキトー(ほんとはダメ)で出社してました。
そこまで昼職が厳しいと感じるのにはいくつか理由があります。
- 自由に休めない
- 髪色やネイルを制限される
- 人間関係に悩まされる
- オスとタダで話さなきゃいけない
- 給料が安すぎて生活できない
夜職から昼職への転職は難しい?綺麗事抜きで現実を語る記事。【公開後リンク】
自由に休めない
夜職は個人事業主であり、休んだら自分の稼ぎが減るだけです。
まああまり繰り返しているとよくないですが、本当にしんどいときは遠慮なく休めますよね。ちょっとした時間変更にも対応してくれます。
でも、昼職はそうはいきません。決められた日に、決められた時間だけ勤務する必要があります。
もちろん昼職で働いていても「有給休暇」というのは存在しますが、職場によってはなかなか取れないことも。周りに確認して休んでいいか確認もしないといけません。
あとは、自分が今受けている仕事を他の人に引き継がなければいけない業種も多いです。



うーん。たった1日休むのにも一苦労…。
もちろん遅刻、早退も簡単にはできません。
こんなに違う!一般人には理解されない夜職と昼職の決定的な違い【公開後リンク】
髪色やネイルを制限される
アパレル業界などオシャレな業界以外は、髪色やネイルに制限があるところが多いです。
今までできていた派手な髪色やスカルプなんかとはおさらば、というわけですね。
「個性なんだからいいじゃん!」と思ってしまいますが、一緒に働く人やお客様に不快感を与えないようにしなくてはいけないのが昼職の決まりなんです。
職場によっては私服勤務になるので、「社会人としてふさわしい服装」が求められます。まあ要は、いわゆるオフィスカジュアルで来てねみたいなものです。



服ぐらい自由に着させてや!
って思っちゃいますよね。でもこれが現実です……。
人間関係に悩まされる
夜職って、あんまり同じ職場の人間関係には悩まされないですよね。スタが使えないとか集団待機のお店は除いて。
風俗で働いててみんなで飲み会!とかもあんまり聞きません。実際仕事するときも自分1人ですし、そのへんは気楽でしたよね。
でも昼職では、必ず一緒に働く人がいます。どれだけ嫌な人がいても、付き合っていかなければなりません。
「この人嫌いだから一緒に働くのやめよ」というわけにはいかないんですね。



私も人間関係には何度も悩まされました。
「あの人とあの人は仲が悪い」とかほんとめんどくさい。結局仕事が続くか続かないかって、結構人間関係に左右されると思います。
オスとタダで話さなきゃいけない
夜職やってると、オスが嫌いになっちゃうことが多いですよね。私もその1人です。同じ職場やお客様、さまざまな場面でオスと関わる機会があるんです。
今までお金もらってオスと関わってきた身としては、ほぼタダで関わるのがほんとにキツイ……。



ちょっと距離感近かったりすると一発でアウトです。あーキモいキモい。
裸にならなくてはいいものの、そもそもオスの存在が無理だからただ話すだけでも結構苦痛だったりします。
もちろんセクハラは訴えていいので、我慢せずに上司に相談するなどしてくださいね!
給料が安すぎて生活できない
はいきました、最大のギャップ。給料が安すぎる!!!
バイトだと時給900円〜1,000円前後、正社員だと月給手取りで18万〜20万ぐらいってところでしょうか。
え、なめてんの?って金額ですよね。生活費払ったら何にもできない件。
確かに昼職はお茶とかないから確実に固定でお金が入ってくるんですが、その金額が安すぎて話にならないんですよね。



みんなどうやって生活してるんだろってマジで気になる。
今まで普通に買ってたものが買えなくなったり、お金を気にせず遊びに行ったりってことができなくなります。
とにかく苦しい。貧乏ってほんとに辛いです。
夜職に出戻りしないために意識する(気をつける)べきポイント
せっかく頑張って昼職に就いたなら、できれば辞めずに続けたいですよね。辛いけど。
要は自分との戦いなので、いかに自分のメンタルをコントロールできるかが重要になってきます。



メンがヘラったら終わる。
ここでは、夜職に出戻りしないために気をつけたいポイントについて書いていきます。
- 昼職のいいところを見つける
- 頑張ったら自分を褒めてあげる
- 愚痴を聞いてくれる友達をもつ
- お金の管理をより厳しくする
- 休みの日はしっかりリフレッシュする
昼職のいいところを見つける
昼職を始めると、夜職が恋しくなる方も多いでしょう。「あ〜夜の方が楽だったな〜」って思うこともあるかもしれません。
ただ、夜職のいいところばかりを挙げてしまうと、出戻りしてしまう可能性が高まります。



そんなときは、昼職のいいところを見つけるようにしてみてください。
例えば親や彼氏に嘘をつかなくていいとか、その仕事でのやりがいを見つけるなどですね。
何かいいところを見つけると、ちょっと昼職に行く気が起きるようになりますよ。
夜職を上がって昼職に就いて良かったこと【公開後リンク】
頑張ったら自分を褒めてあげる
まずは、昼職をやれている自分をほめてあげましょう。それぐらい、夜職から昼職に転職するってすごいことなんです。
今まで自分のことを社不だと思っていたあなたも、もう社不ではありません。立派な社会人です。
また、連勤を乗り越えたら美味しいものを食べるなど、自分にご褒美をあげるのも昼職を長く続けるのに重要なことです。



私は連勤が終わったらラーメンを食べに行って、帰ったらひたすらお酒を飲んでました。
ちょっとしたことでもいいので、昼職を頑張っている自分に「お疲れ様」を伝える行動をしてみてください。
夜職しかやったことない私が「夜職しかできない」と思っている人に伝えたいこと【公開後リンク】
愚痴を聞いてくれる友達をもつ
仕事をしていると、愚痴がたまりますよね。これは夜の仕事でも同じ。でも夜職だとなかなか友達には言いにくくて、Twitteだけで愚痴っていた方も多いのではないでしょうか。



同業さんの愚痴ツイートを見たり、自分でも愚痴ったりして共感をもらえるからTwitterはすごく居心地がよかった。
でも、昼職なら隠す必要はないので、友達にガンガン愚痴ってOKだし、職種が違っても共通の愚痴って意外とあるものです。上司がウザいとか会社の決まりが気に食わないとか。
そういったことをお酒でも飲みながら愚痴ってみると、結構スッキリしますよ!
ストレスを溜めすぎてしまうと本当に働くのが嫌になります。昼職は気軽に当欠もできないしメンタルもボロボロになりがちです。溜め込みすぎる前に、ぶちまけるクセをつけておきましょう。
お金の管理をより厳しくする
先ほども昼職の給料が安いということを書きましたが、本当に限られたお金で生活していかなければなりません。実家暮らしの場合はまだマシですが……。
一度狂ってしまった金銭感覚を戻すのって本当に難しくて、お金が原因で夜職に戻りたくなってしまう方も多いみたいです。
そもそも何にお金がかかっているのかわかっていないことが多いので、まずは1ヶ月アプリでいいので家計簿をつけてみることをおすすめします。
そうすると、何にお金を使い過ぎてしまっているかよくわかります。



私はウーバーばかりだったので自炊に変えて節約していました。食費って結構バカにならない…。
普段から無駄遣いしないクセをちょっとずつでもつけていけば、昼職も長続きするようになるはずです。
休みの日はしっかりリフレッシュする
待ちに待った休みの日。思いっきりダラダラするもよし、気分転換に買い物に行くもよし。
休みの日は何をしても自由です。ここぞとばかりに日頃のストレスを解消できる時間にしましょう!
休日が充実していれば、仕事も頑張れるものだったりします。好きな時間に起きて好きなことだけすればOKです。
逆に休日が満足いかない状態だと、ストレスは溜まる一方。昼職をやってて病んでしまうのって、仕事以外の時間があまり楽しくないからっていう場合も多いです。



自分をほめてあげるという話にもつながりますが、疲れた自分のことはしっかりケアしてあげてくださいね。
夜職に出戻りすることは決して悪いことじゃない
ここまで「出戻りしないために」ということを書いてきましたが、決して夜職に戻ることは悪いことではないですよ!
昼職をちゃんと続けられるなら、ちょっと戻ったっていいんです。
もちろんいつまでもダラダラ続けるのはよくありませんが、いきなり昼一本で頑張るってのもなかなか酷な話。



私は最初から正社員でスタートしたので無事死にました(笑)
夜職を上がって昼職に就いたら死ぬほどキツかった話【公開後リンク】
ここでは昼職と夜職を掛け持ちすることについて書いていきます。
- お金の余裕は心の余裕
- 目標は高すぎなくてOK
- 夜職一本に戻るのは辞めておく
- 昼職を続けることに意味がある
お金の余裕は心の余裕
これ、よく言いますよね。お金がないって、本当に辛い。せっかく好きなことをしたくても何かとお金はかかるものです。



となると、やっぱり高収入の夜職って都合がいいんですよね。
金銭感覚の狂いって、なかなか頑張っても直せません。辛くて病んで昼職を辞めてしまうぐらいなら、掛け持ちとして夜職を選ぶのも悪いことではないんです。
目標は高すぎなくてOK
今まで夜職をやってきた人って、結構真面目で頑張り屋さんな方が多いと思います。さらに昼職に就こうって考える人は、特にその傾向があるかもしれません。
もちろん真面目なのはいいことなのですが、目標を高く設定しすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
- 正社員でバリバリ働かなきゃとか
- 仕事で成果をあげなきゃ
とか。でも、まずは昼職に就こうと思っただけでも十分です。なかなか抜け出せない人だってたくさんいるのだから。



最初は週3回ぐらいバイトをやってみよう
ぐらいの感覚でいいんです。あまり目標を高く掲げてしまうと挫折してしまう原因になってしまいます。
ただし、長期的に考えたらダラダラとバイトだけを続けるのはオススメしません。バイトは得られるものも少ないので、あくまでバイトは昼職に慣れるための準備体操くらいに考えましょう。
夜職を辞めて昼職をするときに”バイト”を絶対にオススメしない3つの理由
夜職一本に戻るのは辞めておく
昼職で挫折してしまった人に多いのが、夜職一本に戻ってしまうケース。



これ、1番良くないです。
今までの話とつながりますが、お金がなさすぎて病んでしまったり、目標を高くしすぎてギブアップしてしまったり。原因は色々あると思います。
やっぱり慣れないことをするって、並大抵のことじゃないんですよね。生活リズムや職場の環境など全部が慣れないので、メンタルがやられるのは当たり前です。
でも、また夜職一本に戻ってしまっては本末転倒です。せっかく振り絞った勇気が全部無駄になってしまいます。
つまり一気に振り出しに戻ってしまうんです。そんなの嫌ですよね。なので、どうか夜一本に戻ろうと考えるのだけは辞めておきましょう。
昼職を続けることに意味がある
「じゃあ結局どうすれば?」と思った方も多いでしょう。
結論から言うと、「ゆるっとでいいから昼職を続けてみよう」ということです。



極端な話、最初は週1回でもいいです。無理のないペースで昼職と夜職のバランスを整えていきましょう。
先ほども書きましたが、1番ダメなのが夜職1本に戻ってしまうこと。
「お金は物足りないし仕事も大変だけど、昼職を続けることに意味があるんだ」と思って、マイペースでいいので継続してみてください。
慣れてきたら夜職をちょっとずつフェードアウトしていく、という風にすると失敗しにくいですよ!
まとめ
夜職から昼職に転職することが、どれだけ大変なことか伝わったでしょうか。昼職の辛い部分だけ挙げると「うわ、マジで昼職無理だわ」と思ってしまうかもしれません……。
でも1つ言えることは、きちんと自己管理していけばきっと昼職に慣れてくるということです。
自己管理というのは、夜職1本に戻らないようにすることですね。昼職を続けられるなら、夜職を掛け持ちしても大丈夫です。
現に私だって今は9割近く昼職がメインですが、残りの1割として体入やパパ活みたいなことをしてお小遣い稼ぎはしてますしね…(笑)
辛いことがたくさんありますが、昼職は根気強く頑張っていればきっといいことがあるはずです。



無理なく昼職を頑張ってくださいね!