いや、マジで卒業するタイミングって難しくないですか?

もう私レベルでずっと夜職での生活に慣れていると、いきなり違う環境に変えるのは超大変。
さらに厄介なことに、タイミングをミスると水商売に出戻りする危険性も高まってしまいます。
そこで本記事では、死ぬ気で夜職から昼職へ転向した私が、夜職を卒業するにあたって考えたいことについて書いていきたいと思います。
水商売の辞め方が分からない件
水商売の辞めどきってほんとよくわかりません。だって、辞めたあと絶対辛いってことがわかってるから。ってか、実際ちゃんと辛いし。
他にも水商売の辞めどきがわからなくなってしまうのには色々と原因があるかと思いますが、私がゴリゴリの夜職だったときに思っていたの次の5つ。
- 安月給で生活できる自信がない
- 夜職以外は続く気がしない
- 自由や趣味に失うのが怖い
- 夜職の過去がバレないか心配
- すぐ昼職をクビになりそうで怖い



ほんと生き辛い世の中ですわ、ってつくづく思います。もっと生きやすくしてくれー!
辞めても安月給で生活できる自信がない
昼職の給料って、マジで夜でちょっと連勤したときに稼げるお金ぐらいしかないです。
世の中の女の子ってその金で生活してるのマ?って感じですよね。



家賃やら光熱費やら払ったらほとんど手元に残らなくね?無理ゲーすぎワロタ。
一体洋服やコスメはいつ買えばいいんでしょうか。てか普段の食費も確保できるか心配レベル。
ってなると、とても生活していける自信がないんですよね……。
夜職から昼職への転職は難しい?綺麗事抜きで現実を語る記事。【公開後リンク】
そもそも夜職以外は続く気がしない
今まで夜職だけで生きてきた身からすると、昼職?ナニソレ?って感じですよね。
友達とかの話を聞いているだけでも「あーワイには無理やわあ」ってなっちゃいます。
毎朝早くに起きて休みも自由に取れずに、上司ともうまく付き合っていくとか……。



君たちほんと偉いよ偉すぎだよ。(※私も偉い)
その点夜の仕事って昼職ならではの息苦しさがないので、つい抜け出せなくなってしまうというわけです。
夜職から昼職は続かない!?水商売に出戻りしないために意識するべきこと
自由や趣味に別れを告げるのが怖い
自由に働けて趣味にもお金を使えるって、夜職ならではなんですよね。
先ほども書きましたが、昼職はとにかく給料が安いので趣味に課金してる余裕なんてありません。
私は追っかけの趣味があったので、稼ぎも良くて自由に休みを取れる風俗の仕事がとても合ってました。



え、自由も利かないし趣味も奪われるって生きてて楽しくなくない?大丈夫そ?
当時は完全に金銭感覚が麻痺していたので、そんな生活を強いられるなんて絶対にごめんって感じでした。
夜職を上がって昼職に就いたら死ぬほどキツかった話【公開後リンク】
自由に生きて好きなことやって何が悪いんだろうね。もっと夜職への風当たり弱くならんかね……。
夜職をやっていたことがバレないか心配
重い腰を上げて昼職に就こうにも、履歴書や職務経歴書という恐ろしいものが必ず求められます。
うーんなんてごまかそうかしらねえ。怖いねえ。適当に昔やってたバイトで穴埋めするか無職で貫くしかないのですが、どこかでボロが出そうでね……。



未だにうっかり夜職用語とか使っちゃいそうでヒヤヒヤする。
とっさに誤魔化すとかしんどいからやっぱ昼職コワイ。
すぐ昼職をクビになりそうで怖い
いえーい社不!当欠いえーい!とか言ってたけど、昼職だとクビになることも珍しくありません。



夜職だとまあせいぜい罰金取られるか干される程度だよね。
さすがは夜職!よほどヤバすぎることしないとクビにはならんのです。
さて、でも昼職は違います。そんな過酷な昼職に耐えられるのだろうか。きっついっすね。やっぱり生まれ変わったら考えよう。(違う)
水商売の辞めどきを考える4つのタイミング
というわけで、当時の私が本気で思っていたワガママをつらつらと書いてきましたが、いずれは辞めどきを考えなくてはいけません。



一生夜職で食べていく!ってのもなかなか厳しい世の中だからね…。
夜職を上手に卒業するには、タイミングの見極めも結構重要だったりします。何かきっかけがないと、人間って行動しにくいので。
もちろん人それぞれだけど、ここでは4つ取り上げて解説します。
- 年齢による辞めどき
- 夜の仕事に疲れたとき
- 周りの目が気になり始めたとき
- 彼氏ができたとき
年齢による辞めどき
夜職って、職種にもよるけど年齢が重なれば重なるほど稼ぎにくくなってくるもの。
例えば風俗だと、30代や40代になるとどんどん単価が下がってきてしまうんです。もちろん課金すればキレイさは保てるかもしれないけど、それじゃあせっかく稼いだお金がなんだかもったいない。



そして体力的にも辛いし、いつまでも続けられる仕事じゃないってのはきっと痛感するはず。
この場合は「○歳になったら昼職に就こう」って目標をあらかじめ掲げておくといいかもしれませんね。かなり自分には厳しくいかなきゃいけませんが。
夜の仕事に疲れたとき
年齢のお話と少し繋がりますが、夜の仕事ってほんとに体力勝負。いつかは疲れてしまうときが来てしまいます。
精神的な疲れだと年齢関係ないので、もっと深刻かもしれません。あーもう接客したくない、出勤したくないって閉鎖的になってしまったら危険信号です。



鬱になるまで続けることはない。(真理)
とりあえずしばらく生きていける分のお金を確保したら、昼職に就く準備を始めるのもいいかも。
周りの目が気になり始めたとき
これアラサーあたりになってくるとよくわかるんですが(ちなみに私はアラサー)、友達や同級生たちが結婚や出産系の写真をSNSでアップするようになります。



まじで自分何してんやろ……。
って周りの目が気になるようになるので、そう思ったら夜職を卒業するタイミングかも。
あと、親からもいつになったら結婚するんだとか就職するんだとか言われるのも結構キツイ。
夜職しかやったことない私が「夜職しかできない」と思っている人に伝えたいこと【公開後リンク】
彼氏ができたとき
これかなりいいタイミングです。好きな人のためなら頑張れる!って女の子は結構多いはずだから。
※彼氏が「夜職やってもいいよー」って寛大な心を持っているもしくはヒモの場合は例外ですが。
まあ普通は他の男性にサービスしてるなんて嫌だと思うので、昼職に就くことを勧められると思います。



彼氏も昼職なら、一緒に頑張ろうって気にもなるのでかなりおすすめのタイミングですね。
ちなみに、そんな私も彼氏をきっかけに夜を上がりました。
【体験談】私が夜職を始めたきっかけと元風俗嬢ライターになるまでの話。
水商売を辞めたあとは何をするのか問題
さて夜職を卒業しよう!胸を張って生きようじゃないか!となったあなたへ。
思うのはとてもいいことなのですが、その先のことを考えていないとせっかくの意気込みが台無しになってしまうかも。



夜職からきっぱり足を洗ったら何をしていくのか。そのへんをしっかり計画しておきましょう!
- 昼職に転職する
- フリーとして働く
- 結婚して主婦業に専念する
昼職に転職する
これが最も多いパターンですね。
- バイトとして始めるのか
- 正社員になるのか
どちらにするかはあなた次第ですが、正直バイトはあまりオススメしません。
バイトだと時給が低いうえに得られるものも少ないので、だったらべつに夜職一本でいいじゃんってなりがちです。



というか、私はそうなって目出たく2000回くらい出戻りしました。
バイトならシフト制であることがほとんどなので、自分の予定に合わせて働きやすいし、推しの現場に行かなきゃいけなくなっても安心安全でございましたので。
夜職を辞めて昼職をするときに”バイト”を絶対にオススメしない3つの理由
正社員になると、基本週休2日でほとんど自由が利かなくなるから「この日休みたいな〜」が通用しなくなります。
有給休暇も職場によってはあってないようなものだし。そればっかりはガチャ要素高めなので入社してみないとわからないのが怖いかも。



ただし、転職エージェントを使えばガチャ要素は軽減できるから安心して転職先を探せるよ!
元風俗嬢が選ぶ!夜職・水商売の職歴しかない方におすすめな転職エージェント
最初は正社員だと少し辛く感じるかもだけど、ある程度縛られる環境にいないと出戻りを繰り返してしまうので、そういった意味ではバイトではなく正社員になることをオススメします。
フリーランスとして働く
実は夜職もフリーランスみたいなものです。どこか会社に属しているわけではないので、扱いとしては一緒になりますね。
ただし、夜職やフリーターと少し違うのは、仕事を自分で取ってくる必要があること。
最近では在宅ワークが流行っているので、お家でフリーランスの仕事をする人も増えているようです。私が今こうして記事を書いているのもフリーランスの仕事です。



なんたって現在の私はフリーライターが本業なので。
もちろんお店を開くのだって、自営業なのでフリーランスのうちに入ります。
それなりに初期投資は必要になりますが、何をするにも自分で決められるので夜職の働き方に慣れている方にとってはやりやすいかも!
夜職卒業の方法は転職だけじゃない!夜職経験が武器になるフリーランスの仕事【公開後リンク】
結婚して主婦業に専念する
なかなか可能性としては低いかもしれませんが、0ではありません。そう、専業主婦になること!
「いや難しいでしょ〜」と思ってしまいがちですが、世の中には専業主婦をしている人もたくさんいるので諦めたらあかんですよ!



家事さえ苦痛じゃなければ働かなくていいので最強ですね。
もしお相手がいるなら1つの選択肢に入れるのもありよりのあり。
水商売を辞めたいと思った時に考えておきたい夜職卒業後のキャリアの話【公開後リンク】
少しずつでも良いから水商売から抜け出そう
計画も立てたしいざ昼職へ!と思っても、なかなか夜の仕事から抜け出すのは現実問題厳しいもの。
つい新たにシフト提出しちゃった、なんてこともあると思います。



いきなり完全に足を洗うのって、相当ストイックじゃない限りしんどみMAXです。
じゃあ少しずつ昼職に向けて準備をするってのはどうでしょうか。
小さなことでもいいから、1つずつこなしていく。それなら「なんかできるんじゃね?」って思えてくるかもです。
- 夜職と掛け持ちで昼も始める
- シフトを減らして資格勉強をする
- 貯金をして学校に通う
夜職と掛け持ちで昼も始める
スパッと夜職とさようならするのが難しいなら、掛け持ちをするのがおすすめです。ある程度収入も確保できて昼職もできるので、生活に困るということはないはず。
逆にいきなり昼オンリーにしちゃうと、金欠で気持ちに余裕がない+昼職しんどいのWパンチにもれなくやられます。即夜職に出戻りするハメになってしまうかもしれません。
せっかく昼職に就いたのにスタート地点に戻ってしまうのは悲しいですよね……。



ゆっくりでいいから、昼職の様子を見つつ夜職を続けておくのが無難かと。
シフトを減らして資格の勉強をする
昼職の給料は安いですが、資格を持っていると平均より多めに貰えることがあります。今鬼のように出勤している方は、ちょっとシフトを減らして自分のスキルアップの時間を作るのもオススメですよ。
もちろん待機中に勉強したってOK。私も待機で暇なときに資格の勉強をしていたときがありました!
何か資格を持っていると、職歴がほとんどなくても雇ってもらえる可能性が高まります。



つまり選択肢が広がるってこと。
何もしないよりは絶対いいので、興味のあるものを探してみてはいかがでしょうか。
貯金をして学校に通う
これは、実際に私の友人が夜職を卒業できたパターンです。なかなか独学だと続かないって方は学校に通うってのもありです。
最近だと在宅でできるオンライン講座なんかも充実しているので、自分に合ったやり方でいいと思いますよ。



自宅警備員極めたいときだってあるしね。
自分がしんどい思いをして貯めたお金で勉強することになるので、意外と頑張れちゃうものですよ!
まとめ
夜職卒業は確かに難しい。でも、手順や計画をしっかり固めておけば意外とすんなり卒業できてしまうかもしれません。



私だって数年前までは鬼出勤風俗嬢でしたが、ちゃんと夜を上がれました!
全てはあなたの行動次第ですが、地道に努力を重ねれば不可能ではないことを頭に入れておいてください。
あとはきっかけも大事。「今だ!」ってときに行動すると結構なんとかなっちゃうのでタイミングについても考えてみることをおすすめします。