昼職と夜職は全く別物なので、どっちがいいかといえば求めるものによります。
- 稼ぎを重視するのか
- 世間の目を重視するのか
- 安定を重視するのか
- 自由度を重視するのか
などなど。私は昼も夜も経験しましたが、それぞれ特徴が異なるので「◯職の方が絶対にいいよ!」とは言えません。
結論から言えば、昼職で社会的信用を得ながら夜職で稼ぎを安定させるのがオススメです。

お金の余裕は心の余裕だからね。
この記事では、元夜職→昼職に転向した私が思う夜職と昼職のメリット・デメリットを紹介します。
夜職のメリット
まずは夜職のメリットについて考えてみましょう。高収入、とにかく自由、などなど。
なんだかんだ夜職バンザイじゃね?と思ってしまうかもしれません。



自由なとこはほんといいんだよな〜。人間縛られるとストレス感じちゃうもんです。
- お金をたくさん稼げる
- 自分の都合に合わせて出勤できる
- 嫌になったらすぐに辞められる
お金をたくさん稼げる
夜職といったらまず高収入なのが魅力的ですよね。
世の中金金金!っていう金の亡者様にはたまらん職業なのである。……ちょっと言い方悪かったですね。でもお金があればなんでもできるから、うまく使えば生活がめちゃくちゃ充実するはず。



なんなら裏引いたりチップ貰えればさらに稼げちゃうからね。
とりあえずお金に困ることは少ないと思います。
自分の都合に合わせて出勤できる
「え〜この日推しの現場あるから無理っす!」が通用するのが夜職です。
基本的には自由出勤制になっていますよね。よほど厳しいお店じゃない限り。
私はそんな勤怠厳しいお店で働いた経験はありませんが、余裕で推し事できてました。全通してたし遠征もして飛び回ってたけど問題なかったよ。
趣味を押し殺してまで働くとか絶対嫌だ!ってのが当時の私の考えでしたね。



あと体調悪い日は家に引きこもりたいってのもありました。もちろんメンタルやられたときもね。
とにかく自由利きまくっちゃうのが夜職のメリットです。
嫌になったらすぐに辞められる
入店してみたはいいものの、「なんか働きにくいなー」とか、働いていてお客とトラブルになっちゃたとかって夜職だとよくある話ですよね。
そんなとき、嫌になったらすぐに辞められるのが夜職のメリットです。
なんなら飛ぶ子だって無数にいるぐらいなのでね。私的に一応一言連絡はした方がいいと思うけど。



昔某デリヘル飛んだらLINEの別垢からとんでもなく詰められたことがあるので。
辞めるって言いにくければ、シフト入れずに放置しとけばいいしね。その辺めっちゃ楽です。
夜職のデメリット
いいこともあれば悪いこともある。それが夜職というものです。
それをデメリットとして捉えるかは個人の価値観かもしれないけど、ツケというのは必ずといっていいほど回ってきてしまうものです。



後悔しないためにも、夜職のデメリットも知っておくのが正解。
- 生活リズムが崩れる
- 金遣いが荒くなる
- 身バレと常に戦わないといけない
- 稼げないと病む
生活リズムが崩れる
ずっと夜職やってると、生活リズムがおかしくなっちゃいます。お水の場合は大体決まっていますが、やっぱり夜型中心の生活になってしまいますよね。
風俗では生活リズムを崩さないために早番で頑張る!ってこともできますが……。



でも疲れたらたまに遅番も入れよーとかなってぐちゃぐちゃになるのがオチです。
人間、一度崩れた生活リズムを立て直すのは大変です。いざ昼職やってみよーってなったときマジできついので規則正しい生活を送るってとても大事なことなんですよ。なんか説教みたいになってスミマセン。。。
金遣いが荒くなる
「よーし今日は稼いだしパーッと使うぞー!」ってなるのが夜職あるある。
ハイブラだって買えるし、ホストも行けるし、推しに貢げるし。
もちろん自分で稼いだお金だから何に使うかは自由だけど、それいつまでやるの?辞められる?ってのが問題。
夜職やってる子の中にたまに貯金が趣味って人がいるけど、かなり稀なケースです。



基本は支払いが近づいてきたら鬼出勤して、なんとか回してるっていうギリギリな人が多いんじゃないかな。
でも正直さ、それきつくないですか?せっかく稼げる仕事してるのに、焦りながら働くって疲れちゃう。お金は大切にねってことです。
身バレと常に戦わないといけない
夜職やってること、家族や友達、彼氏に言っていますか?言えてない人がほとんどなんじゃないでしょうか。まあ同業の友達なら言いやすいけどさ。
もしバレたらどうしよう、いつまで隠し通せるかなってビビリながら働いていませんか?



身バレに怯えながら働かなきゃいけないのが夜職のデメリットの中でもかなりでかいかも。
身近な人に嘘をつくってめっちゃ神経すり減ることなんだよね。
「もし親が知ったら悲しむだろうな」って考えてみて、何にも感じない人って少ないはず。
稼げないと病む
夜職は時給制のお仕事もありますが、やっぱり稼ぐってなったら歩合でどんどん稼いでいかなきゃいけない。
そうなんです、うまくいけば稼げるんだけど給料が安定しないわけ。これかなり深刻よね。
せっかく起きて準備して出勤したのに稼げなかったら、「私ってなんなんだろう」って病んじゃうよね。弱音だって吐きたくなるよね。
でもそれが夜職の世界。スキルやお客さんを持っていないとどんどん埋もれていってしまうんです。



私もお茶ひいた日は泣きながら帰ったことだってあったな。
昼職のメリット
夜職について触れたところで、お次は昼職についてです。



私も昼職経験者なので、考えられるメリットはたくさん伝えられます。
ちょっと夜職とのギャップにびっくりするかもしれないけど、将来的にどっちが自分にとっていいんだろうって考えながら読んでくれると嬉しいです。
- 社会的信用を得られる
- 後ろめたい気持ちがなくなる
- インスタ見ても病まない
社会的信用を得られる
社会的信用ってのは、物件を借りたりクレジットカードを作るときなんかにあると便利なもの。
夜職一本だとなかなかうまくいかないと思います。



とりあえずなんとかなっても選択肢が絞られたり、自由に決められなかったり。
昼職をきちんとしていれば、そんな問題とは無縁になるわけです。ちゃんと実在する会社で働いているわけだから、「社会的に」この人なら大丈夫だなって各方面から思われんですね。
「え、昼職やってるだけじゃん?」って思うかもしれないけど、世の中ってそんなものなのです……。
後ろめたい気持ちがなくなる
夜職のデメリットでも触れましたが、まず身バレとかそういう問題は一切なくなります!きちんとした会社でしっかり働いてれば、誰もあなたを軽蔑することはなくなるということ。
親に「仕事どう?」って聞かれても堂々と答えられますよね。彼氏がいる人は隠し事だってしなくていい。
後ろめたい気持ちがなくなると、精神的に安定するというメリットもあります。



やっぱり誰かに嘘をつきながら生きるって辛いことなんです。
インスタ見ても病まない
これ夜職経験者あるあるだと思うんだけど、中学とか高校の同級生のキラキラしたインスタの投稿見るとバカ病みませんでしたか?



「あ〜私は何をやってるんだろう」って。私はそれで病んで一回インスタ消した(ガチ)
昼職を始めれば、そいつらにカウンターしてやればいいんです。同期と飲んだときのことや会社の人とBBQしたことだったりさ。これはあくまで例ですが。
昼職って人付き合いが大事だったりするので、意外とお誘いしてもらえるものなんですよ!まあ、会社にもよるけど雰囲気が良い職場なら休日遊んだりなんて余裕であります。
これならもうインスタ見てもうわああああってなりませんよね。
夜職を上がって昼職に就いて良かったこと【※公開後リンク】
昼職のデメリット
「キラキラOLうえい↑」なんて経験ができる昼職ですが、楽なことばかりではありません。



どんな職業にもデメリットはつきものなんですね。
今から挙げるデメリットは「昼職ってこういうことがつきもの」って感じで読んでいただきたいのですが、結構リアルな話なのでぜひ参考までに。
- 生活が制限される
- 給料が安すぎる
- 環境によっては人付き合いがだるい
生活が制限される
昼職は、週5日出勤の8時間勤務が基本です。残業があればもっと勤務時間が長くなります。あ、通勤時間も頭に入れておいてくださいね。



うーん、拘束時間長すぎじゃね?
ってなりますよね。
例えば残業時間が1時間、通勤片道1時間、寝る時間が7時間だとしましょう。自由時間は24時間のうちたったの6時間です。ちなみに仕事に行く準備の時間や食事・入浴の時間は引いていないので、もっと短くなると想定してください。
それを週5日もやられちゃあ、自分の時間なんてほんとお情け程度しか残りません……。
うまく時間を使わないと、かなり生活が制限されてしまうことがわかりますね。
夜職を上がって昼職に就いたら死ぬほどキツかった話【※公開後リンク】
給料が安すぎる
夜職から昼職の世界にやってきて一番に思うことかも。そう、給料がクソすぎる。
業種や職種なんかにもよりますが、基本的には手取り20万円前後ってとこが妥当でしょうか。いや20万あれば良い方かな。ちなみに私は16万手取りだった。



そこから家賃・光熱費・携帯代もろもろを引いたら……。
うん。想像したくもないような金額しか残りません。
一体世の中の人はどんな生活をしとるんじゃ?と疑問に思うこと間違いなしです。とても拘束時間に見合った金額だとは私は思えないね。
少ない給料の中で昼職一本で頑張ることにこだわり過ぎると、もれなく出戻りのリスクが高まります。
夜職から昼職は続かない!?水商売に出戻りしないために意識するべきこと
環境によっては人付き合いがだるい
昼職で避けて通れないのが、人付き合いです。これってマジでガチャ要素高くて、良い職場ならめちゃくちゃやりやすいんですが、仲が悪い職場だともう地獄。
女の子の場合、気をつけるのはお局さん(長く職場にいるおばさま)とセクハラやらパワハラ系のろくでもないクソオス。
こういう奴が職場にいるとほんとに害悪でしかありません。



仕事しに来てるのになんであいつらの機嫌取りしなきゃなんねーんだよって思います。
私はお局さんにイジメられて昼職を辞めた経験があるので……。
【体験談】私が夜職を始めたきっかけと元風俗嬢ライターになるまでの話。
ただ、最近はそういう人間関係のトラブルを相談できる窓口がある会社なんかもあるようなので、無理せずに。最悪どうしても耐えられなかったら転職活動したっていいんです。
ただ、やっぱりダメージを一度受けてしまうとかなり辛いので、そこが悩ましい点ではあるよね。
オススメなのは昼職をメインに掛け持ちすること
ここまで夜職・昼職のメリットとデメリットについて考えてみました。
どっちも挙げてみると、「結局どっちがいいんだろう〜!」って悩んでしまいますよね。
おすすめなのは夜職と昼職を掛け持ちすること
いっそのことどっちもやって、いいとこ取りしてしまおうってこと。



私も昼職と夜職を掛け持ちしている期間はかなりありました!
週5日で昼職しっかり頑張って、土日どっちかデリ出勤みたいな感じで。仕事終わりにチャットレディをやっていた時期もありましたね。
お金に余裕があると精神の安定につながる
確かに昼職の合間を縫って夜職をやるのは大変です。自分の時間も減るし。
でも、お金さえあれば欲しいものが買えるし、エステだって行ける。癒やしの時間を買うことだってできるわけ。



そうなると、自然と昼職のやる気も向上していきました。
ちょっと慣れないうちは辛いかもしれないけど、掛け持ちすることによって得られるものはたくさんあるんだな、と感じています。やっぱお金しか勝たん。
夜職って今は稼げても長くは続けられません…。少しずつでもいいので昼職をメインにしていくことが大切です。そのためにもお給料の少なさを掛け持ちの夜職でカバーするのが精神的にもよろしいんです。
水商売の辞めどきはいつなのか。夜職卒業の基準とその後を考える記事
まとめ
夜職と昼職、どちらに魅力を感じましたか?
どちらにせよ、メリットとデメリットをしっかり把握しておくことは大事だと私は思います。



夜も昼もいいことばかりではないね…。
なんていうか、どこかで妥協しなくちゃならない部分はそれぞれあるので、上手に掛け持ちして両方のメリットだけを活かせるといいよね。